こんにちは、むぎ~です!
住まい購入時、住宅ローンには頭金が必要とよく聞きますよね?
「両親に住宅購入の相談をしたら2~3割の頭金は最低必要といわれた!」
「住宅購入のために貯めたけど、そもそもどのくらい必要なの?」
「頭金がないと住宅ローンは組めない?」
「貯蓄はあるけど、できれば頭金は出さずに手元に残しておきたい!」
などなど、住まい探しを始めたばかりの方からよく質問をいただきます。
この記事では、そんな住宅購入・住宅ローンに関わる頭金問題について、業界歴20年オーバーの私むぎ~がズバリ解決いたします!
ぜひ参考にしてくださいね~
この記事の著者
<大前提>頭金なしでも住宅ローン・住宅購入は可能です!
まず頭金がいくら必要なのか?の前に、大前提として「頭金なしもで住宅ローン・住宅購入は可能」です!
いまは物件価格だけではなく、金融機関によっては諸費用やお引越し代、新居の家電代、マイカーローンのおまとめ等を融資してくれる銀行もあります。
つまり頭金を出さなくても住宅購入が可能なのです。
まず「頭金がないと住宅ローンは組めない?」「貯蓄はあるけど、できれば頭金は出さずに手元に残しておきたい!」は解決しました!
売買契約時には手付金として100万円、または売買価格の5%~10%の現金が一時的に必要となります。
融資実行時にお手元に戻ってきます。
次では、頭金を用意するメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。
頭金を用意するメリット・デメリット
【メリット】住宅ローンの金利を引き下げることができる
金融機関のなかには、用意する頭金の金額により金利を引き下げてくれるところがあります。
頭金として用意する金額についてはいくつか段階があり、一番大きな節目は「諸費用部分」を用意するか・しないかです。
住宅購入時の諸費用の金額は、おおよそ物件価格の8%ぐらいが目安です。
つまり頭金として諸費用金額を用意し、借入を物件価格100%に抑えることにより金利を引き下げてくれるのです。
<例>横浜銀行の場合(審査で最大優遇が取れた場合)
諸費用を頭金として用意する場合 ⇨ [変動金利0.31%]
頭金なしで諸費用も借りる場合 ⇨ [変動金利0.38%]
金利差⇨[0.07%]
あれ?金利差はたった0.07%かあ・・・って、いま思ったひとがいませんか?
住宅ローンのような長期間ローンの金利差をなめてはいけません!
借入4000万円/35年の場合の金利0.07%による利息差は、なんと493,167円(約50万円)にもなるのです!
他にはソニー銀行やARUHIスーパーフラットなども、諸費用分+物件価格の10%以上を用意することにより金利が引き下がります。
【メリット】月々の支払いを下げることができる
少しでも借入金額(月々の支払い)を抑えるために頭金を用意することも有用な手段です。
一般的な金利(0.475%)で例をあげてみましょう。
(頭金なし)借入4000万円/35年の場合 ⇨ 月々均等103,392円
(頭金200万円)借入3800万円/35年の場合 ⇨ 月々均等98,223円
月々の金額は、5,169円もお安くなりました。
年間にしたら約6万円にもなります!
「諸費用部分までは用意できないけど・・・」という方でも十分に効果がありますよ。
【メリット】物件価格の上限をあげることができる
借入金額(月々の支払い)は変えない場合は、用意した頭金の金額だけ物件価格の上限をあげることができます。
ここでも例をあげてみましょう。
<物件価格上限3980万円+諸費用320万円=借入金額4300万円と予定していた場合>
頭金を200万円用意すると、借入金額4300万円+頭金200万円=総額4500万円。
総額4500万円=物件価格4180万円+諸費用320万円となり、物件価格上限が200万円あがりました。
資金計画を立てて決めた物件価格上限にてなかなか物件が見つからない場合には、頭金を入れて物件価格上限をあげて探してみるのも良いのではないでしょうか。
【デメリット】無理に預貯金を使う必要はない
頭金を用意することにはメリットが多いのですが、お手元の蓄えの大半を使ってしまう場合には無理をする必要はありません。
事故や病気、災害等で収入が途絶えてしまう可能性も考慮し、緊急予備資金として最低6ヶ月分ぐらいの生活費は蓄えておきたいところです。
もし蓄えのほとんどを使ってしまうと、もし住宅購入後に不測の事態が発生したときに対応ができなくなってしまいます。
最悪の場合、購入したばかりの住まいを売らないといけなくなります・・・
住宅ローンを組むときの頭金目安は?
頭金なしでも住宅購入は可能ですが、もし頭金を用意するなら・・・
オススメはメリットが大きい【諸費用分】を準備したいですね。
諸費用の正確な金額は、購入物件や借入金額、引き渡し日等が決まらないとわからないため、まずは大まかな諸費用金額として物件価格の8%で計算しましょう。
諸費用分までは難しくても、頭金を用意することには他のメリットもあります。
もし蓄えに多少の余裕があるのでしたら、少額でも用意するのが良いですね。
低金利の現在でしたら、蓄えには手を付けずに頭金なしで全額ローンも決して悪くはありません。
それぞれの生活スタイルに合わせて柔軟に決めましょう!
まとめ
✅頭金なしでも住宅購入は可能!
✅頭金を用意するならオススメは「諸費用金額」を準備!
✅頭金は金額にかかわらず用意するメリットがある!
✅無理してまで頭金を用意する必要はない!